2020/06/27 16:58
今年3月からコツコツと続けてきたビーチクリーンラン(BCR)、今日は嬉しいことがありましたので、ご報告しますね♪
いつまでコロナの影響は続くのでしょうか。
東かがわ市で暮らしていると影響はほとんど実感できませんが、やはり世界はつながっています。
都心部では連日感染が報道されていますし、地方都市でも忘れた頃に感染者のニュースが流れるので、自粛解除と言われても以前のように安心して県外などへは行けません。ましてや都心部へ行くのはよほどの用事が無ければ。。。
次第に隊員の飲食店の利用客は減っていき、少しずつ緊張感が高まってきました。
これからどうなるのか、漠然とした不安が現実になりつつありました。
BCR活動を始めた3月は緊張のピーク。
誰もがどのように現状を受け止めて、どのように考え、どのような行動をすべきなのか、ウイルスという見えない脅威に対して先の見えない戦いを強いられる異常な状況に放り込まれ、それは今も続いています。
私たち東かがわ活勢隊メンバーも個々の生活や仕事のなかで悩み、活勢隊としてどうあるべきか、地域のために何をすべきなのかと悩んでいました。
しかし、普段カッコ良いことを言っていても、東かがわ活勢隊は新型コロナウイルスという脅威に対して無力でした。
そんな無力感のなかから開き直ってスタートしたのがBCR。
感染拡大によって自粛が始まると、こんなことがあったと思います。
■不規則になりがちな自粛生活。
■休校になって子供も生活リズムが不安定。
■家の中ばかりで誰もが運動不足。
■普段会える人とも会えない。
■仕事も先行き不透明で不安。
■前向きなことも考えられない。
■何のやりがいも感じず無気力になっていく。
■人に対して攻撃的になる。
それまでの当たり前だったことが本当は有難いことで、普段の何気ない人との関わり合いや、誰かのために行動できることは仕事であっても自分を支える大切なことだったと気付きます。
コロナのおかげというのも変ですが、そういった気付きがあったり、その人の本質が出てくるのかもしれません。
私たち東かがわ活勢隊は一つの決断に至ります。
それは以前から相談していたビーチクリーンラン(BCR)を実行すること。新型コロナ禍であっても実行可能な形として、
①人を集めようとせず(当面イベントにしない)
②参加したい人が自主的に
③毎日継続できる(朝6時から1時間程度であれば課題は朝起きと天候だけ)
BCRの目標は、この運動が地域全体に広がって、市民ひとり一人が自然と自分たちの地域をキレイにできる街になること。そして、自分たちの手でキレイにした街が大好きになり、その思いが街の魅力(価値)になることです。
格好をつけていると言われるかも、とも思いましたが、コロナ禍の中で続けていて感じたのは「大変な時だからこそ、格好もつけられなくなったらおしまい」ということでした。
もしBCRが無かったら、東かがわ活勢隊も何もせず、何もできませんでした。でもBCRのおかげで辛うじて自分たちのやるべきこと(地域づくり)への意思と、仲間と支え合う関係が保てたと思います。
逆転の発想でBCRを発案してくれたメンバーのおかげです。感謝!
そんなこんなで、奇跡的に今日まで一日も途切れず毎日続いてきたBCR活動ですが、実は大きな壁にぶち当たっていました。
現在のエリアは、あまりにもゴミや草木が多すぎて、同じ場所から全く進まなくなっていました。
今のところ、「何日までにどこまで」といった具体的な目標はありませんので、のんびりコツコツやれば良いのですが、あまりにも進まないので心が折れそうだったのです。
そんな途方もない心境で、同じ場所を1ヶ月以上やり続けていました。
「いつ進めるんやろね~」
「本当にちょっとずつやね~」
もう、無心というか、修行のような感じになっていました。
そんなある日の朝・・・
なんということでしょう!
あれだけジャングルのようだった草むらが、綺麗になっていたのです!
奇跡だ!!
ビーチクリーンランは自分の意志で自由に参加する自主的な活動です。
少し前からBCRを知って参加してくれるようになった人の中に、建設関係の方たちもいました。
その建設関係の方はこの状況を会社で相談してくれて、なんと数名の社員さんたちが重機を使って支援してくれたのです!
地球防衛軍かと思うような強力な援軍の雄姿。
スタッフの皆さま、本当にありがとうございました!
そこに見えたのは、今までジャングルに隠れていた広い砂浜でした。
それは「魅力ある人」が増えることなんでしょうね。
ますます「東かがわ」が好きになりました。
感謝!