2020/06/20 15:30
はじまり
縁あって活勢隊メンバーを含む数名で徳島県上勝町へ視察に行ったことが切っ掛けです。
上勝町はゼロ・ウェイストというゴミゼロ運動の取り組みが全国的に有名です。
素晴らしい里山の風景の中、地域に溶け込みながら取り組むファッションブランドやビール工場、温浴施設、レストランなどを見学し、それぞれが素晴らしい価値になっていて、とても参考になりました。
なかでも一番衝撃を受けたのは、町のいたるところが綺麗に整備されていたことです。
舗装道路周辺はもちろん、ちょっとしたあぜ道まで「人の手」で手入れされて、それは明らかに「住民の手」によるものだと気づきました。
上勝町の価値とは?
自分の家を掃除するのと同じように、住民が地域を綺麗にすること。それを”当たり前”にやれることが「美しい里山」という価値になり、その価値の中にあるからこそ、個々が地域と響き合い輝きを放って大きな価値になっています。
■上勝町ゼロ・ウエイストへの想い
BCRの目的
BCR(ビーチクリーンラン)は、「消波ブロックの無い全長1キロを見渡せる海岸がビーチランの聖地になれば面白いね!」という発想から始まりました。
朝6時から1時間程度、東かがわ市の横内海岸を掃除します。
おおよその場所は決めていますが、どこからどのように掃除するのも自由。
はじめは市役所で指定のゴミ袋をもらってきて、担当が毎朝ゴミ袋を持ってきて参加者に配っていましたが、市役所の協力で簡易ゴミ袋設置箱を置いてくれたので、今ではいつだれが行ってもBCR活動ができるようになりました。
一人ひとりの自主的な活動
最初の頃は数名でしたが、最近では十数名、週末は数十名の有志が口コミで集まってくれています。
時々コーヒーなどをふるまったり、音楽を楽しんだり、ランしたり、自由に楽しみながらの活動です。
毎日、本当にコツコツと地味な活動ですが、仲間のおかげで雨の日以外は途切れなく続けられています。
だんだんと習慣になってきて、体も慣れてきたな~と思いながら活動していると、ふと、毎日少しずつビーチランの聖地が近づいていることが実感できるようになってきました。
そして、この活動が地域のあちこちで始まれば、東かがわ市そのものが価値になるということを理解しました。
自分の家から一歩出た「誰のものでもない場所」を自分の手で綺麗にすれば、そこは「自分の地域」になります。
誰かのせいにしない。
言葉より行動。
BCR活動から、地域の魅力を発信する前に、地域の魅力をつくれば良いんだということを学びました。
自分たちの力で地域の魅力をつくれることは本当に楽しい。
キラキラ輝きを放つ地域を目指して。
2020.06.27 『嬉しかった出来事』ビーチクリーンラン(BCR)のご報告
※BCR活動は東かがわ活勢隊Facebookページ、Instagram、Twitterでご覧いただけます。