2020/06/20 09:19
明るく活気のあった私たちの故郷は時代の流れとともに姿を変え、かつての夜の賑わいを懐かしく感じるようになった・・・
日々活気を失っていく地域を憂いた、東かがわを愛する有志が立ち上がる。
「食を通じて地域を元気に!」
こだわり抜いた“んまげな食材”を生み出す生産者たち。
その食材を、磨き上げた腕と情熱で“んまげなグルメ”へ進化させる料理人たち。
この魅力を発信する異業種のクリエイター集団が担う。
「東かがわを食のディズニーランドにしてみせる!」
今夜も町のどこかで、意気に満ちた活勢隊メンバーの活動はつづく。
東かがわ活勢隊は地元の“んまげな”を発信することで、この地域を食の一大テーマパークにすることを誓います!
※『んまげな』とは “んまげな”とは讃岐(香川)弁の一つ。
香川県東部(私たちの地域)の日常会話の中で、美味しそう・面白そう・かっこいいことを指す場合に使用され、日常会話では”~でん”や“でないかだ”を加えることで強調する場合もある。
例1:「その服、んまげなでん!」(その服、すごくかっこいいですね!)
例2:「んまげな弁当でないかだ!」(その弁当、すごく美味しそうじゃないですか
【結成の経緯】
東かがわ活勢隊(仮)は、「食を通じて地元を元気に!」を合言葉に2014年2月に結成し、今日まで活動してきた東かがわ市の有志の任意団体。
隊長を務める上原養敏は、過去在籍していた社団法人東かがわ青年会議所(現在は公益社団法人に移行)が主催する「どんと恋祭2012」でグルメによる地域活性化を目指したイベント「B級ご当地グルメフェスティバル」を担当。
イベントを準備するなかで四国B級ご当地グルメ連携協議会、四国ジビエ連携といった他団体とのつながりが生まれ、交流するうちに他県の熱い有志たちの活動を知り「誰かが地域の魅力をつくり発信しなければ」という想いが芽生えていく。
同イベントは、県外B級グルメ11団体、県内B級グルメ4団体、地元から新規のB級グルメ8団体の出展を実現。この体験が東かがわ活勢隊(仮)の「食」に着目したさまざまな取り組みやイベントの足がかりとなった。
上原は2012年12月に同会議所を卒業後、焼肉店を経営する傍ら日々想いを募らせながら過ごしていたが、ついに決意を固め、2014年2月に地域の飲食店経営者十数名に対して「食の力で地域を元気にしたい!」と決意表明を行う。
そして、紆余曲折を経ながらこの活動を本格化させていった。
【東かがわ活勢隊の思い】
誤解を恐れずに言えば、私たちは行政を頼りません。
最近では「地域おこし協力隊」と間違えられることもありますが、行政からお給料はもらっていませんし、イベントをやるために補助金をもらったことはありません。
それぞれの個人が一般人として普通の仕事をしながら、自分の時間とお金で活動しています。
だから、誰にも縛られない、自分たちの想いをストレートに表現できる自由な活動が特徴です。
ときどき「活勢隊メンバーになりたい」という人が居ますが、もちろん大歓迎!
特にメンバーの名簿があるでもなく、会費があるでもなく、集まれるときに集まり、動ける人が動き、出来る人がやる。かっこ良く言えば、お互いがお互いを尊重し、強制はしない。お金でなく想いのために行動する。自然にこんな形で続いています。
なのでイベントなどに来て準備などを手伝うのも自由。フェードアウトしても誰からも責められません。
いつもこんな感じなので、随時メッセージグループに集合の投げかけや相談などがあるくらいですが、やりたいことに挑戦するときはもっと仲間が欲しいというのも本音です。
(こんな感じでも良ければ、是非メッセージください!)
「地域のためにこんなに頑張ってるのに、行政から助成金もらったらええやんか!?」と言われることも多々あります。
東かがわ活勢隊のスタンスについては結成当初から常に議論がありました。今でも議論はあります。でも、その結果たどり着く答えはいつも「自分たちに出来る事をやる。出来ないこと、誰かの助けが必要なことはやらない。」です。
考え方は人それぞれだと思いますが、地域を良くするのは誰の為なのか?地域が良くなったら誰がどのように幸せになるのか?
地域活性化、地域のために、など良く耳にするキーワードです。
そもそも「地域」って何でしょうか?
地名?場所?
私たちは「自分たち一人ひとりが地域そのもの」だと考えています。
まずは自分を活性化(良く)する。次に活勢隊の仲間たち、私たちに関わりのある人たち、私たちの思いに共感してくれる人たち、同じ町で暮らす人たち、隣町の人たちを良くする。
順番に出来ることから、無理せずやるから続けることができると思いますし、一時的に盛り上がっても続けることができない活動はもったいないですよね。
こんなつかみどころの無い東かがわ活勢隊ですが、暴走気味の上原隊長と個性豊かな仲間たちが集まって、あーでもないこーでもないと馬鹿騒ぎする。
ひょっとすると、それ自体が東かがわ活勢隊の目的であり地域活性化なのかもしれません。
私たちが住む地域を元気にする。
そのためには、まず自分自身が「魅力あるコンテンツ」になって、地域を構成するワンピースになることだと思っています。